天使の研究日記

主に研究の記録をするみかんのブログなの

博士黙示録ミカン

やっほー!お久しぶりなの、みかんなの

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毎日の研究生活の記録としてブログを作ったのですが、結局頑張ったのは最初の方だけで続きませんでした><。取り敢えず近況ですかね。

タイトルのとおり博士後期課程(いわゆる博士課程)に進学することに決めました。遡ること1年。博士前期(修士)課程1年の中頃にふわっと賭けをしていました。

なるべく自分の力で、先生や先輩から助けていただかなくとも、修士1年の終わりまでにもう1つ結果を出せたら、博士課程でも通用するに値する人間なのではないかと。

賭けには勝って、冬くらいに幸か不幸か結果が出ましたが、まだ決めることはできませんでした。学費はかかるし、博士課程の3年間でもっと社会に出て働くのに遅れる(ストレートに学位を取得しても27歳)、博士は仕事がないかもなどなど…そして、そもそも博士課程やっていけるの?と色々不安があり、研究室の指導教員の先生にも相談していました。

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うろ覚えですが先生には、

「まあ、みかん君なら博士でもやっていけると思うよ。私個人としては来てくれると研究が進むからありがたいけど、そんな強制なんてできないからねぇ、、、でも進学するなら歓迎しますよ。私にみかん君の将来の責任までは負えないからそこは文句は言わないでね?笑。それとあと、あまり期待してないけど人間的にも成長できるようにね笑。」

みたいな激励?の言葉をいただきましたので、博士としては大丈夫なのかなーって感じでしたが、ここでもまだ決められませんでした。

一応就活もやっていましたが、7社くらいのうち1つも内定は出ませんでした。ここでようやく博士進学が現実的になりました。6月頃くらいですかね。会社にとって要らない人間扱いされてるなら、内定貰えそうな所入って、特にやりたい訳でもない仕事をして、それで人生終えるくらいなら、博士でもっと研究を頑張って、死ぬ時に「色々あったけどなんだかんだ楽しかったなぁ」って言えるような濃い人生を歩みたいなと。人生の中で一番熱中できているものに全力を注ぎ、それでその後に食いっぱぐれて死んでも後悔はないなと思ったのが一番の決め手です。

内輪の話になるので少しぼかしますが、私が携わっている研究テーマは数年前に始まったばかりで、研究なので当たり前と言えば当たり前ですが、世界的に見ても初めての試みです。学会などで、「へぇ〜面白いじゃん」とか「良い感じじゃん」と興味を持っていただいてる反面、「本当にそれ正しいの?」とか「いくつか懸念点があるね」など、批判もままあります。最近わかったことなのですが、懸念点のうちの1つは、確かにその通りでした。まだ未完成なそれを自分の手で完成までの面倒を見たかったというのもあります。そのためには、あと1年じゃ時間が足りない気がしたのも、進学理由の1つです。他人に触らせたくないという独占欲もあるかもしれません。そして、これは直感ですが、自分にしかできない仕事なんじゃないかという使命感も。(少なくとも私がいる研究室では。)2年くらい同じテーマと付き合ってると流石に愛着湧きますね。今のテーマが上手くいったその先を見られると嬉しいです。

おわり。

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博士号を取ったらこれ被ってみたいなの。